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大人の休日倶楽部パスの旅:諏訪の温泉とうなぎ [小さな旅]

前回ブログの秋田旅行を終えて、大人の休日倶楽部パスはまだ有効期間が有りましたので、日帰りで、あずさに乗り上諏訪に行きました。鰻を食べて、温泉に入るのが目的です。

「8時ちょうどのあずさ号」は10時過ぎに上諏訪に到着。うなぎまで時間があるので市内を散策。国道20号を新宿方向に10分ぐらい歩くと、酒蔵がずらり並んでいます。麗人、舞姫、本金、真澄、横笛など。たしか10月には、酒蔵めぐりパスポートが2000円で発売され、この5件の酒蔵のテイスティングができるはずです。霧ヶ峰からの良い水がこうした酒蔵を集中させているのです。

銘柄にはそれぞれ由来があるのでしょうが、「横笛」と言う銘柄で思い出すのは、諏訪で流浪の生涯を終えた、徳川家康の六男「松平忠輝」を思い出します。笛の名酒(名手)です。
彼の墓が酒蔵のそばの貞松院という寺にあります。
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ちょっと見ると誰の墓かわからないですが、よく見ると、葵の紋があります。
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松平忠輝の生涯は波瀾万丈で、宝塚歌劇「野風の笛」や松本清張の小説「面貌」などでとりあげられています。

ここから、高島城をめざしました。途中の家々には、側溝のパイプを経由して、温泉が引かれていました。外には、湯の出る蛇口がありました。
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個人宅にお湯引き入れるためのタンクです。上諏訪温泉は湯量が豊富なのですね。そう言えば、駅のホームにも足湯が有りましたね。
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高島城本丸です。
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本丸は公園になっています。諏訪出身の軍人永田鉄山の銅像がありました。直木賞の小説「叛乱」(立野信之)では冒頭、相沢三郎中佐が、この永田鉄山を執務室で惨殺するところから始まります。いわゆる「相沢事件」といわれ、二二六事件のきっかけとなりました。
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神州一味噌や真澄の銘柄で知られる、宮坂醸造の売店です。元は高島城の三の丸だったそうです。
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こうして時間をつぶして、うなぎにありつきました、お昼時なのにがらがら。
値が高いからでしょうか?松で2600円。
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以前、下諏訪の「小林」という鰻屋で1時間ならんだことがあります。

そして温泉、レトロな建家の「片倉館」。日帰り入浴600円。
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湯船は大理石、十畳ぐらいの広さで、深さ1.1メートル、底には砂利が敷き詰めてあります。
とにかく、ゆったり、温泉を楽しめます、ステンドグラスも本物です。

この温泉は諏訪湖や駅に近いのがなによりです。

諏訪湖の風で涼もうと思ったら、変な像を見つけました。
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碑が有り、八重垣姫が兜を担いでいる像らしいです。近松物の浄瑠璃「本朝廿四孝」なるものを知らないので、何ともコメントできませんが、姫であるなら、それにしても、もうちょっと美しく、創作したらいかがかと思いました。
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この旅の翌日、両国の大江戸博物館に行き、大人の休日倶楽部パスは有効期間全部を消化しました。




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コメント 1

mimimomo

こんばんは^^
片倉館の湯は数度入ったことがあります。
何れも山の帰りです^^
by mimimomo (2013-07-19 18:48) 

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