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空海と密教美術展 [小さな旅]

東京国立博物館で開催されている、「空海と密教美術展」に行きました。
NHKで放映されたせいか、すごい人でした。

でも、これだけの国宝美術品を集めた展示会なので見ごたえがありました。

カタログも立派。
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私のお気に入りはこれ。東寺「帝釈天」。表情が良い。
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作者はおそらくゾウなんて見たこともないでしょうに、うまく彫っています。

日本で「一番怖い顔」と説明文に書かれていました。東寺の「持国天」。
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見物者の中で、「家のかみさんの方が怖い」と言っていた人がいました。

東寺の像は、以前ブログにも書きましたが、3年前に現地で見ました。今回の展示は、東寺で配置されているとおりに、それぞれが展示されていました。

醍醐寺の仏像もありました。
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左の如意輪観音が気に入りました。

その他、空海自筆文書、曼荼羅などもありました。曼荼羅を見るのは初めてですが、こんなに大きいとは思いませんでした。4メートル四方ぐらい。

ついでに本館に行きましたが、数年前に、ニューヨークのオークションで10億円以上の値がついたことで話題になった、運慶作と言われる真如苑「大日如来」と、それとそっくりの「光得寺」の運慶作大日如来を見ることができました。

それにしても、立川にある新興宗教団体がなんで、10億円単位の資金を出せるのか不思議です。

また、考古学上の重要発見である、熊本江田船山古墳の銀象嵌銘文の鉄剣が展示されていました。
埼玉県の稲荷山古墳で発見された鉄剣は金象嵌で(これは現地で見たことがあります)、文字は刃身の横平たい部分に彫られていましたが、船山古墳の場合は剣の上、棟の細い部分に彫られていました。
文字がくっきりと見えました。

この2つの鉄剣の文字は、ワカタケル大王(雄略)の影響が、当時すでに熊本や埼玉にまで及んでいたことを示しているそうです。
タグ:仏像
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