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漱石の旧居 [小さな旅]

数年前文京区の漱石の旧居跡に行った。

ここは「猫の家」と呼ばれている。ここで「吾輩は猫である」が執筆され、その舞台となった所である。
旧居は明治村に移築され、現在は写真のような碑と塀の上に猫の像があるのみである(猫は写真左肩にいる)。碑には、森鴎外も漱石の住む前にここに住んでいたと書かれている。
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この小説「猫」の中で、家の隣の「落雲館」という学校の校庭から、しばしば野球(小説では野球ではなくベースボールと表記されている)のボールが飛び込んできて、クシャミ先生が憤慨するシーンがある。現在もここの隣には「郁文館」という私立学校があるので「落雲館」=「郁文館」であろう。

漱石の親友であった子規は野球が好きであったらしく、上野公園内には「子規記念野球場」がある。「吾輩は猫である」のこのくだりを読むと子規の影を感じる。

息子が一時期熊本に住んでいたので、その時熊本で漱石をたどってみた。
熊本では6回ぐらい漱石は転居したらしい。そのうち第三の旧居が水前寺公園内に移築され保存されている(写真)。同公園内には、ジューンズ邸という白亜洋館も保存されており、漱石旧居との対比が面白い。
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第五の旧居は現在もそのまま、現地に保存されている。
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入場料を払えば中に入れる。漱石の人形が鎮座していた。ここで漱石はここで新婚時代をおくり、長女が生まれた。
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