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京都散策 [小さな旅]

 京都にある某社出張の帰りに修学旅行では行かなかった寺を見学して来た。黒谷(タクシーの運転手はクロダニと言っていた)さんと呼ばれる金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)と真如堂と言われる真正極楽寺である。京都の東山にある。
 金戒光明寺は法然(親鸞の先生)が開祖、浄土宗の大本山である。写真は御影堂、火災焼失のため昭和になってからの再建である。
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金戒光明寺の堂々たる三門。
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この寺は歴史に何回か登場する。その一つが平家物語に語られている。敦盛を討ったことに対する慙愧の念にかられた熊谷直実が、この寺に法然を訪ねた時に、鎧をかけたという松(二代目)。
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幕末には京都守護職になった会津藩の松平容保がこの寺に本陣を構えた。新撰組の連中もここに出入りした。そのため禁門の変などで戦死した会津藩士の墓がある。
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今なお、この墓地には会津城の写真を供えて供養する人が居るようだ。
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黒谷から墓伝いに少し歩くと真如堂(真正極楽寺)ある。タクシー運転手が薦める紅葉スポットでもある。10月初旬ではカエデの葉もまだ緑。写真は本堂。
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有名なスター達の名が刻まれたオブジェがあった。このあたりは時代劇の撮影がよく行われるとのこと。
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東山の麓にあるため、大文字が見えた。
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三重塔
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落柿舎で有名な向井去来(芭蕉の弟子)の墓。落柿舎隣り弘源寺の去来の墓は遺髪埋めたもので、こちらが本物とのこと。
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春日の局の父「斎藤利三」の墓、彼は明智光秀の家老で、山崎の戦いで捕らえられ処刑された。知人がここに遺体を葬ったとのこと。
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またこの寺は三井家の菩提寺なので専用の墓地がある。真如堂から哲学の道を経て銀閣寺まで足をのばそうと思っていたが、草臥れたので(黒谷や真如堂は山のてっぺんにある)また次の機会に譲ることにした。


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